<ACL:広島1-1北京国安>◇1次リーグF組◇25日◇Eスタ

 J1王者の広島は北京国安(中国)と引き分けた。

 広島が意地の1発で引き分けた。後半18分に失点するも、同33分にMF野津田岳人(19)からのクロスにDF千葉和彦(28)が右足で合わせて同点に。勝ち点1を何とかつかんだ。森保一監督(45)は「1次リーグ突破に最低限の結果を得た」と安堵(あんど)の表情。過去2度出場したACLではいずれも初戦から3連敗している。是が非でも取りたい勝ち点を得た。

 エースFW佐藤も「ホームで初戦だったので勝ち点3は欲しかった。でもタフにやれたし、球際で厳しくできていた」。昨年からの成長もあった。MF石原やMF丸谷らが体当たりでボールを奪いにいく場面も。指揮官は「昨年の経験が生き、ひるむことなく球際で上回れる戦いができた」と手応えを口にした。リーグ連覇の日本の王者としての意地を今年こそ見せる。【辻敦子】