主将が帰ってきた。右太もも裏痛で離脱していたJ2札幌MF河合竜二(35)が2月28日、大津町運動公園球技場での全体練習に完全合流した。明日2日の開幕戦先発は微妙だが、精神的支柱として、ベンチ入りの可能性が出てきた。

 先発ボランチ候補だったDF前貴が、この日の練習中に右足首を捻挫し、途中離脱。戦術練習では代わりに河合が主力組に入ってプレーした。太もも裏は古傷だけに、いきなり先発は難しいが、財前監督は「全部出るのは厳しいが、ベンチにいるだけで精神的に違う」と、急きょ開幕18枠に入れることを示唆した。

 河合は熊本入り後、8日の練習中に右足首を痛め離脱。約2週間の別メニュー調整の後、22日の仙台戦で30分限定で実戦復帰したが、今度は右太もも裏を負傷していた。ケガが続いており、大事を取って9日第2節山形戦まで回避の方向で調整していたが、一気に回復し、戦列復帰が見えてきた。本人もこの日「何とか開幕に間に合わせたい。復帰初日なので何とも言えないが、大丈夫」と意欲的だった。【永野高輔】