残留争いの経験があれば、優勝へ向けての重圧は皆無!?

 今季、大宮から浦和に加入したMF青木拓矢(25)は、大宮恒例の残留争いから状況は180度変わり、首位で優勝争いの真っただ中にいる。2位に勝ち点5差をつけているとはいえ、プレッシャーはかかりそうだが「優勝争いは今までしたことがなかったから。残留争いと比べると気持ちは楽ですね」と、余裕の表情。浦和は11年に残留争いしたが、毎年のように残留争いをした青木とは年季の入り方が違う。

 後がない残留争いと、生みの苦しみの優勝争い。いずれもサッカー人生を左右しかねない状況だ。その違いを「残留争いだからネガティブになることはないけど、せっぱ詰まった感じにはなる。失うものがあるのと、得るものがあるのとの違いですかね」。最近は途中出場が多いが、上位との対戦が待つ終盤へ向けて自然体で臨める強みはある。