J2京都が、18年に本拠地スタジアムを亀岡市に移転する方針であることが、分かった。9日、今井浩志社長と和田昌裕監督が亀岡市役所を表敬訪問し、京都府が亀岡駅前に建設するサッカー専用スタジアムの予定地を視察した。来年に着工し、17年末に完成予定。駅に直結して利便性もいいことから、今井社長は「基本的にここをホームにしたい。雨にもぬれないですし、サポーターと一体型の会場になる」と明かした。

 現在は京都市内の西京極陸上競技場が本拠地。新スタジアムは全席屋根付きの2万5000人収容で、18年開幕から使用可能だ。最前列の席はフィールドと同じ高さの“欧州仕様”となる。京都がイタリアのフィレンツェと姉妹都市であることから、同社長は「初戦はセリエAのフィオレンティナとやりたい」と亀岡市の栗山市長に直談判。和田監督も「チームの質を上げて、まずはJ1に復帰したい」と力を込めた。【益子浩一】