エイバルMF乾貴士がリーグ戦2試合連続ゴールを決め、エイバルがホームで下位のグラナダに5-1で圧勝した。

 リーグ戦3試合連続で左サイドでスタメン出場した乾は前半35分、右サイドからのFWケコのクロスにファーサイドへフリーで走り込み、角度はなかったが鮮やかな左足ボレーで相手GKとポストのわずかなスペースを抜いて先制点を挙げた。日本人選手のリーグ2試合連続ゴールは04-05年シーズンのFW大久保以来。

 3-1とリードした後半27分に退いた乾は「ボールが良かっただったし決めるだけだった。終わった後、皆に『シュートじゃないだろう』とと言われた。パスも考えたが、キーパーの逆を取ってうまくいった。それに今日は(フランクフルトMFの)長谷部さんの誕生日だったので正直狙っていた。今も連絡をしてくれるし気にかけてもらっているので、本当にいろんな面で感謝している。それをこういう形で(返すことが)出来たのは良かった」と大勝口火のゴールを喜んだが、「正直今日はあまりよくなかった。点は取ったが満足していない。他のプレーでは反省の方が多い。次節ビルバオ戦ではベンチかもしれないけど、そうされても何らおかしくはないパフォーマンスだった」と気を引き締めた。

 エイバルはFWエンリッチ、FWバストンがともに2得点を挙げ、グラナダの反撃を後半20分の1点に抑え、リーグ戦4連勝とした。

 エイバルは9勝6分け5敗の勝ち点33で欧州リーグ圏内の6位。