ACミランの日本代表FW本田圭佑(29)が久々の得点を決めた。

 ホームのジェノア戦に右MFで先発。後半19分に、左足で強烈なミドルシュートを放ち、セリエAでは実に14年10月19日ベローナ戦(アウェー)以来となるゴールを決めた。

 試合後、本田とのやり取りは次の通り。

 -素晴らしいゴール

 本田 そうですね、落ち着いて、また次に向けて準備したいなと思う。

 -GKの位置を見て狙ったのか

 本田 今までだったら外す流れだったが、まぁ打ってみようかなという感じで。入るときは入る。

 -あの距離から決めたことは、今までほとんどなかった

 本田 今まではむしろ、ああいうゴールの方が多かった。それがなくなってだいぶ間が開いてしまったが。とにかく落ち着いてやっていきたい。

 -リーグ1年4カ月ぶりのゴール。ずいぶん長かった

 本田 いい意味と言ったらいいのか、僕的にはいい意味で、みんなはどう思っているか分からないが、良くも悪くも、いつも通り自分の足でもう無理だろうと思われていたところで、ひとつ山をまた越えた。これがまた、自分の今後の人生に大きく生きていくだろうと思う。またとんでもない谷底に落ちそうな時にも、僕のことに耳に傾けてもらえればと思う。

 -FKを蹴ってもいいのでは

 本田 FKは基本的に向こうサイド(=左側)は代表ではヤットさん(遠藤保仁)に譲ってきたし、こっちサイドは僕。でも、前の試合はあの時間帯にマリオ(バロテリ)がもう出ていた。マリオがFKがうまいのは周知の事実。それは僕も認めるところなんで、今までもマリオに任せてきた。マリオとのやり取りでは、まず譲った方が、その後交渉しやすいんで。次にあの場面でこっちサイド(右側)があれば、僕が蹴りたいとは思う。とにかく、別に僕はゴールよりも、前に言ったようにチームが勝ったら僕が勝たせたと書いてもらえればうれしい。