エストゥディアンテスに所属する元アルゼンチン代表MFフアン・セバスチャン・ベロン(39)が現役引退を発表した。クラブの公式サイトが19日に伝えている。

 ラツィオやマンチェスターU、チェルシー、インテルミラノといった世界中のクラブを渡り歩き、数多くのタイトルを手にしたベロンは、2012年4月に現役引退を発表。それでも、その後はアマチュアリーグのクラブに所属し、2013年8月にはプロとして現役復帰を果たしていた。そして今回、2度目となる引退発表を地元クラブのエストゥディアンテスで行った。ベロンは、クラブの公式サイトで約20年にも及ぶ自身のキャリアを振り返っている。

 「僕は5歳のときにエストゥディアンテスにやってきて、39才で離れることとなった。引退を悲しむ理由がないんだ。全てを出し尽くした。やり残したことはないよ」

 「後悔はないよ。しいて言うなら、CLの決勝を戦いたかったね。それとアルゼンチン代表としてタイトルが欲しかった」

 ベロンは、1度目の現役引退を発表したと同時期に、エストゥディアンテスのスポーツディレクターに就任。その後、現役復帰を果たしたが、クラブの役職も継続していた。ベロンは、今後もスタッフとしてクラブのために尽力することを誓っている。

 「今後は、僕が人間としてどうやって成長していくか見ていきたい。とりあえず、ディレクターとしての人生が僕を待っているんだ」【超ワールドサッカー】