ACミランのインザギ監督が、フィオレンティナ戦(26日・ホーム)に向けた会見を行った。

 7戦6発で、セリエAの得点ランクトップに立っている日本代表FW本田圭佑(28)についての質問を日本のメディアから受け、「本田は非常によくやっている。頭や足という、異なる形でゴールを挙げているのはそれだけ高いクオリティーがあるということだ。だから私たちは満足している」と話した。

 また今季から監督に就任するにあたり、右サイドでプレーする左利きの選手が必要だと考えていたと明かした。「私の考えているサッカーというものを表現するのに、左利きで右でプレーする選手を考えたが、シーズン初めに本田を見て彼だと思った。それがその通りにうまくいった。それは本田のメリットによるものだ。彼はいい青年だし、真のプロフェッショナル選手であるから、毎日練習でやっているように向上する努力をしていくことだろう」と話した。

 また、本田へのアドバイスを求められると「ピッチ外では彼は皆のお手本となるような選手なので、いかなるアドバイスも必要ない。ピッチ上では彼に適すると思う点をいくつかアドバイスする。しかし彼は試合中にやらなければならないことを理解できるインテリジェンスな選手だ」と称賛した。

 すでに6得点を挙げていることについては「彼がPKなしに得点ランキングでトップになっていることには、多少皆が驚いているはずだ。テベス(ユベントス)はPKを2本蹴っているし」と明かした。

 さらに情報サイトのミランニュースによると、フィオレンティナ戦での先発起用を明言したという。