男子棒高跳びでロンドン五輪代表の山本聖途(23=トヨタ自動車)が5メートル70をクリアして初優勝し、同時にリオデジャネイロ五輪の参加標準記録を突破した。

 「70越え」は、日本人史上最高の6位入賞を果たした13年世界選手権以来となった。この1カ月間は「身長が伸びないと言われていた」と自粛していた筋トレを解禁。臀部(でんぶ)を中心に鍛え上げ、「助走の走りが全然違う」と短期間の蓄積を試合で生かした。男子やり投げではロンドン五輪代表のディーン元気が77メートル13を投げ、右肩痛による4カ月ぶりの復帰戦を制した。