マラソンのロンドン五輪代表に決まった藤原新(30=東京陸協)、山本亮(27=佐川急便)、中本健太郎(29=安川電機)の略歴。

 ◆藤原新(ふじわら・あらた)1981年(昭56)9月12日、長崎県諫早市出身。諫早高-拓大を経て、JR東日本入社。08年2月の東京で2時間8分40秒で2位となったが、北京五輪は補欠。08年12月の福岡国際で3位となり、翌年の世界選手権ベルリン大会に出場(61位)。10年3月にJR東日本を退社し、プロ転向。同年5月のカナダ・オタワで2時間9分34秒の大会新記録で初優勝。2月26日の東京マラソンは2時間7分48秒で日本人最高の2位に入った。家族は妻と長女。167センチ、54キロ。

 ◆山本亮(やまもと・りょう)1984年(昭59)5月18日、神戸市生まれ。西神中から陸上競技を始め、全中では1500メートル9位、3000メートルで5位。長田高2年から1500メートルで総体に出場するが、2年連続で予選落ち。中大では法学部。箱根駅伝は1年で8区11位、2年で8区15位、4年時は5区3位。初マラソンは09年北海道で、2時間12分10秒。10年東京と昨年の北海道も経験。3月4日のびわ湖毎日マラソンは2時間8分44秒で日本勢最高の4位に入った。趣味はNFL観戦で、好きなチームはパッカーズ。好物は鶏の空揚げ。家族は両親と妹。173センチ、60キロ。

 ◆中本健太郎(なかもと・けんたろう)1982年(昭57)12月7日、山口県生まれ。西市高から拓大。自己記録は5000メートル14分4秒31、1万メートル29分4秒24、ハーフマラソン1時間2分29秒。3月4日のびわ湖毎日マラソンは2時間8分53秒で5位に入った。昨夏の世界選手権は2時間13分10秒で10位。172センチ、57キロ。