日本陸上連盟は12日、都内のホテルでの理事会でロンドン五輪男女マラソン代表各3人と補欠各1人を決めた。男子は藤原新(30=東京陸協)山本亮(27=佐川急便)中本健太郎(29=安川電機)で、補欠に堀端宏行(25=旭化成)が選ばれた。女子は重友梨佐(24=天満屋)木崎良子(26=ダイハツ)尾崎好美(30=第一生命)。補欠に赤羽有紀子(32=ホクレン)が入った。

 発表会見では、日本陸連の河野匡副強化委員長が選考経過を公表。「世界で戦えるメンバーを選んだ」と話し、市民ランナーとして話題となった川内優輝(25=埼玉県庁)について「男子の3番目の選手について中本、堀端と川内の名前があがったが、安定感で中本を代表にし、世界で戦う流れをつかんでいるということで堀端を補欠にした」と説明した。五輪での目標については「女子は成長できる余力を残した中で、願わくばメダルを狙いたい。世界の現状を考えると入賞が目標。男子は少しでも順位を上げるように準備したい」と話していた。