ロンドン五輪の女子マラソン代表に選ばれた尾崎好美(30=第一生命)は12日夕方、都内のホテルで会見し「発表されるまでは、すごいドキドキしていた。五輪出場が決まって、素直にうれしい気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。

 自身3度目の選考会となった11日の名古屋ウィメンズマラソンで、日本人トップの2時間24分14秒で2位になってから、わずか1日。この日は午前中に名古屋市内で一夜明け会見を行った後、すぐに都内へ移動して吉報を待っていた。「何度も挑戦するというのは、あまりイメージも良くないと思ったけど、五輪に出場したいという気持ちが強くてあきらめきれなかった。挑戦して良かった。評価を下げてしまう部分を抑えて、昨日のレースで評価していただいて、感謝しています」と振り返った。

 五輪本番に向けて、一緒に会見した92年バルセロナ五輪4位の山下佐知子監督(47)は「選考会に集中していたので、まだ何も考えていない」としつつも「レースの流れに関係なく、自分の力を発揮できるようにさせたい」と話した。尾崎は「監督と五輪に行く目標がかなって良かった。レースに体調を合わせる部分を大事にして、やっていきたい」と決意を語った。