日本陸連の年間表彰「アスレティック・アワード」の表彰式が13日、都内のホテルで行われ、アスリート・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手)はロンドン五輪男子ハンマー投げで銅メダルを獲得した室伏広治(38=ミズノ)が昨年に続いて受賞した。

 2年連続で最優秀選手賞に輝いた室伏は「この喜びを支えてくれた皆さんと分かち合いたい」と感謝の言葉を忘れなかった。日本選手権19連覇が懸かる来季に向けては「体力の限界に挑戦したい。長く競技を続けてエンジョイすることが大切だ」と衰えぬ意欲を強調した。

 4年後のリオデジャネイロ五輪への意欲を問われると「勢いよく宣言できる年齢でもない」と慎重な姿勢を崩さず「新しいトレーニングも始めたところ。一年一年いけるところまでやりたい」と笑顔で意気込んだ。