<名古屋ウィメンズマラソン>◇11日◇ナゴヤドーム発着(42・195キロ)

 再挑戦に失敗した赤羽有紀子(32=ホクレン)が「代表入り」をアピールした。32キロ過ぎに先頭集団から遅れながら、1キロ後に追い付く粘り。だが34キロで尾崎、中里、伊藤に振り切られて8位。2月10日に左足首を痛めて1週間の静養。、この日も痛み止めを飲んでの出場だった。昨年の世界選手権は日本人最高の5位。選考レースに出ない選択肢もあったが、大阪国際後に出場を決断。「(出場に)後悔がないとははっきり言えない。今日は負けてしまったけど、世界選手権の結果を評価していただいたら」。夫の周平コーチも「五輪で活躍できる人間と言っていますし、ゼロではないと思っています」とわずかな可能性を信じていた。