男子シングルスで出場2大会連続優勝を目指す第1シードの錦織圭(25=日清食品)が、世界ランク15位で第4シードのケビン・アンダーソン(28=南アフリカ)を6-2、3-6、6-3で下し決勝進出を決めた。これにより3月2日発表の最新世界ランクで、クルム伊達公子と並ぶ日本選手最高位の4位が確定した。

 現行のランキング制度前は識者が順位を付け、1933年に男子の佐藤次郎が最高の3位を記録した。21年には清水善造が4位。26年に原田武一、38年に山岸二郎がそれぞれ7位にランクされた。

 1年間の成績を対象にコンピューターで換算する現在のシステムになってからは女子で95年にクルム伊達が4位。杉山愛は2004年に8位をマークした。男子は錦織が台頭するまで、松岡修造が92年に記録した46位が最高だった。

 現在、男子は原則的に出場18大会(ATPツアー・ファイナル進出者は19大会)の合計ポイントで決まる。前年末の順位が30位以内の選手は4大大会、格付けが高いマスターズ大会が年間9大会のうち8大会の成績と、他の6大会の結果が換算される。