女子は、ショートプログラム(SP)2位の本田真凜(14=大阪・関大中)が、フリー126・87点の合計192・98点で優勝した。日本女子の優勝は10年の村上佳菜子(中京大)以来6大会ぶり7度目。SP5位の樋口新葉(15=東京・開智日本橋学園中)は合計183・73点で2年連続の3位に入った。同8位の白岩優奈(14=京都醍醐ク)は4位。

 本田が日本勢7人目の快挙を達成した。映画「ビートルジュース」の妖しげな曲に合わせ、ジャンプ、スピンと流れるようにすべての要素を美しくまとめた。「すごく楽しんで滑れた。本当に緊張しなかった。今までで一番のフリーができた」と会心の出来に何度も拳を握った。子役で有名な妹望結(みゆ)からも学ぶという表現力はシニア顔負け。14歳6カ月での優勝は、日本勢では14歳5カ月だった05年の浅田真央に次ぐ2番目の若さ。「憧れ」と話す先輩に肩を並べ、2年後の平昌五輪の舞台も見えてきた。