バレーボール男子Vプレミアリーグのサントリーが6日、大阪市内で23日の開幕戦(対東レ、大阪市中央体育館)に向けたイベントを行った。

 将来有望な若手選手「NEXT4」の1人で日本代表のウイングスパイカー柳田将洋(24)は、イタリア1部ラティーナでプレーすることが決まっている石川祐希(20=中大)からの刺激を力に変えた。

 約2週間後に迫った開幕へ、既に柳田の心はうずいていた。「気になります。刺激は大いに受けています」。キッパリと語った胸中には、ステップアップを図る後輩の姿があった。今年6月まで行われた五輪最終予選を共に戦った石川は、12月からの約3カ月間、本場イタリアでの2度目の武者修行を決断。前回のイタリア挑戦後も柳田は食事の場などで、石川から現地の環境、スタイルなどの情報収集を行ってきた。

 現在はサントリーの一員として最終調整を行う身。その中で出場を逃したリオデジャネイロ五輪もテレビでチェックした。「4年後に五輪が東京に来る。開催国が出たときの、リオの雰囲気が気になった。ブラジルに注目して見ていましたね」。五輪最終予選敗退のショックからは既に切り替えた。「取材対応、プレー…。どういう形でも(バレー界に)貢献できる。前向きに取り組んでいきたいと思っています」。刺激を受ける石川と立場は違うが、柳田もはっきりと4年後の青写真を描く。

 夏場はフィジカル面を強化。「ケガのリスクを消すように、ウエートトレーニングを中心にやりました。長いシーズンを戦い抜くためです」。昨季は7位に終わり、入れ替え戦行きと低迷。柳田は最優秀新人賞にこそ輝いたが、もちろん満足はない。

 「とにかく、ポジティブに、前向きにやることだと思う。そうすると自ずと結果が出てくると思います」

 関西屈指の強豪復活へ、ジルソン・ベルナルド監督(48)も「攻撃的なバレーボールでトップを目指したい」と言い切った。日本代表のウイングスパイカー栗山雅史主将(28)も「最終戦で笑って、優勝できるようにしたい」と誓う。17年の内定選手を除けば、15人で形成される今季のチーム。ベンチを外れるのはわずか1人という精鋭部隊だ。清水ゼネラルマネジャーは「だからこそ徹底的に練習してきた。かなり(チームが)きっちりできている」。勝負の16年度シーズン。その中心で柳田も燃えている。