ショートプログラム(SP)が行われ本田真凜(15=大阪・関大中)が65・12点で首位に立った。

 国際スケート連盟公認大会ではないが、今季のSP自己ベストを記録。3回転フリップ-3回転トーループも成功させたが「全然今の演技じゃ満足できない。まだ30%ぐらい」と厳しく自己採点した。

 2位に終わったジュニアグランプリシリーズ第5戦スロベニア大会から先月26日に帰国後、謎の体調不良に悩まされた。一時は39度の高熱にうなされ、今回のSPも7日に曲をかけて練習するドタバタ劇だった。「ショート(SP)は体力を残すように滑った。その中でもこういう演技ができたのは自分の中でも自信になる」。胸中には収穫と、もどかしさが残った。

 「今年も日本のジュニアはすごく強い。ロシアと同じぐらいか、それを越えている。日本のジュニアの中でもいい演技をして、いい結果を出したい」

 9日にはフリーが待つ。女子史上7人目のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させ、この日は3位スタートの紀平梨花(14=関大KFSC)らライバルとしのぎを削る。