男子プロバスケットボールBリーグ1部のレバンガ北海道は16日、旭川市総合体育館で行われるホーム新潟アルビレックスBB戦(18、19日)に向けた練習を札幌・北海きたえーるで報道陣に公開した。ジャマール・ソープ(33)は、左足ふくらはぎ痛から復帰後、チームが負けなしで今季初の4連勝を記録。「ネバーギブアップ。ワイルドカードにつなげたい」とチャンピオンシップ進出への強い意欲を口にした。

 好調の要因は「(北海道で)2年目なので冒険中」という食生活にある。休日は桜井良太(34)の紹介で札幌市内の飲食店を食べ歩き。「最近は油そばがお気に入りさ」とニヤリ笑う。練習後には、ジョーダン・バチンスキー(27)の自宅をダニエル・ミラー(25)と一緒に訪問、チキンや野菜を米国風の味付けで食べ、食後は身長198センチ以上の3人でトランプに興じる。日米の食事をリラックスして口に出来る環境が、好プレーを支える。

 水野宏太監督(34)は「プレーの円熟味が増してきた」とべたぼめ。「このチームは“I LOVE”。今は今季のことしか考えていないが、一生懸命やった結果が来季にもつながるとうれしい。今週は(負傷中の)バチンスキーの分も頑張りたい」とソープ。札幌大好き助っ人が、今季のチームの命運、来季の自身の進退をかけ、週末の戦いに挑む。【中島洋尚】