日本スケート連盟のフィギュア委員会が14日、都内で行われ、昨年12月の全日本選手権をインフルエンザのため欠場した羽生結弦(22=ANA)を今年12月の全日本選手権(開催地未定)のシード選手とすることを満場一致で決めた。

 規定によれば、男女シングルは前年の上位3人がシード選手として出場し、他の選手は予選から勝ち上がる必要がある。予選の前後1週間に国際大会がある場合は予選免除されるが、羽生はその前段階で異例のシードを得た。伊東秀仁フィギュア委員長は「世界王者であり、全日本優勝と同等の申し分ない成績であるため」と理由を説明した。男子シードは1位宇野昌磨、2位田中刑事、3位無良崇人と合わせ4人となる。