奥原希望(23=日本ユニシス)が16年リオデジャネイロオリンピック(五輪)銀メダルのシンドゥ・プサルラ(23=インド)に19-21、17-21で敗れ、3年ぶりの優勝はならなかった。

第1ゲームから接戦だった。7点差をつけられながら追いついたが、19-21で先取を許した。第2ゲームも粘りに粘ったが、最後は17-21と相手のパワーに屈した。

前日15日の準決勝では連覇を狙った山口茜(21=再春館製薬所)を2-0で破り、日本人対決を制して決勝に進出。2日の全日本総合選手権の決勝で敗れた相手に雪辱し、勢いをつけて決勝の大一番を迎えていた。

決勝の相手プサルラは因縁の相手でもあった。リオ五輪準決勝で敗れ、昨夏の世界選手権決勝では1時間50分の死闘で勝利した。そんな世界のライバル相手に、身上の粘りを見せたが、勝ちきることはできなかった。

3年ぶりの優勝こそ逃したが、今大会を通じて良い感覚は維持できた。自信を持って来年のプレ東京オリンピックシーズンを迎える。