陸上の世界選手権(大邱=韓国)女子マラソンで5位入賞した赤羽有紀子(ホクレン)が20日、札幌市内で記者会見し、来年のロンドン五輪代表選考について「内定には至らなかったが、評価してもらっていると信じている」と手応えをのぞかせた。年内はマラソンは走らず、スピード強化を目的に駅伝に専念する。

 日本陸連は世界選手権でメダルを獲得した日本選手最上位を五輪代表にすると決めていたが、赤羽の5位が最高で基準を満たす選手は出なかった。今後、国内の3大会が選考レースに指定されているが、夫の周平コーチは「選考レースに出場するかどうかは決めていない。状況をみて判断したい」と話した。