五輪競技会場や跡地の利用状況を視察するためロンドンを訪問している東京都の舛添要一知事は27日、滞在先のホテルで報道陣の取材に応じ、2020年五輪に向け「都も五輪施設を見直しているので、プラスのレガシー(遺産)をいかにして残すかということを見て、関係の方々と議論したい」と述べた。

 28日は、ロンドンの五輪公園を訪れ、12年五輪のメーン会場となった園内の競技施設などを見学する。ジョンソン市長とも面会する予定だ。

 一方、エボラ出血熱感染の疑いで、男性が羽田空港から都内の病院に搬送されたことについて「基本的には厚生労働省が対応してくれている。厳戒態勢を敷き、国と緊密な協力をしながら、都としてできるだけのことをするよう指示した」と述べた。