ソフトボール日本代表の天才打者が、20年東京五輪での競技実施を熱望した。世界選手権とアジア大会で優勝した日本代表の祝勝会が23日、都内のホテルで行われた。

 初の代表入りで2個の金メダル獲得に貢献した長崎望未(22=トヨタ自動車)は「選手なら誰もが目指す大会。五輪復帰をアピールするために結果を残したかった」と話した。

 京都西山高で高校総体に優勝し、高卒1年目の11年には新人ながら日本リーグの本塁打王、打点王に輝いた天才。160センチ、56キロと小柄ながらシュアなバッティングを誇る。さらに、ネット上でも騒がれるほどの美人。東京五輪での実施が決まれば、注目されるのは間違いない。

 6年後には28歳。「(08年)北京五輪の金メダルは、テレビで見ていました。まだ(復活が)決まっていないし何とも言えないけれど、もし、東京五輪で行われるなら、出たいです」と話していた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は五輪改革案として18日に「アジェンダ2020」を発表。40項目の中には、開催国が独自に実施種目を追加できることも盛り込まれた。12月の臨時総会(モナコ)で承認されれば、野球・ソフトボールや空手、スカッシュなどの新競技が実施される可能性も出てくる。