<フィギュアスケート:GPシリーズ第6戦・NHK杯>◇第1日◇28日◇大阪・なみはやドーム◇男子ショートプログラム(SP)

 第3戦中国杯で中国選手と激突して負傷した羽生結弦(19=ANA)は、78・01点で5位と出遅れた。

 無良崇人が、安定した演技を見せ86・28点で首位、村上大介が79・68点で3位につけた。<男子SP最終順位(合計点)>1位無良崇人(HIROTA)86・28点2位ジェレミー・アボット(米国)81・51点3位村上大介(陽進堂)79・68点4位セルゲイ・ボロノフ(ロシア)78・93点5位羽生結弦(ANA)78・01点【第11滑走

 羽生結弦(ANA)=78・01点】

 冒頭の4回転トーループは、高さが足りず、いきなりの転倒。それでも、スピンで持ち直し、高さ十分のトリプルアクセルを鮮やかに決めた。流れに乗ったかに見えたが、3回転の連続ジャンプで失敗。1つ目のジャンプで両手をつき着氷が乱れたため、2つ目のジャンプにつなぐことができず、シングルジャンプとなった。演技終了後、時折、首を傾げながらリンクを離れた。得点は、78・01点と低調に終わった。【第10滑走

 無良崇人(HIROTA)=86・28点】

 最初の4回転+3回転のコンビネーションジャンプを見事に決め、その後のジャンプやスピンなどを見事に決め、安定した演技を見せた。得点は86・28点で自己ベスト。この日のSPで首位に立った。【第9滑走

 セルゲイ・ボロノフ(ロシア)=78・93点】

 最初の4回転+3回転の連続ジャンプは2つ目が2回転となったが、その後はステップやスピンでほぼミスなく演技した。【第8滑走

 ジェレミー・アボット(米国)=81・51点】

 3つのジャンプをそつなく決めて、ステップもほぼノーミス。演技後、満面の笑みで声援に応えた。【第7滑走

 ジョシュア・ファリス(米国)=58・35点】

 冒頭の4回転ジャンプで尻もち、途中のステップでも転倒。最後のトリプルアクセルもシングルになるなどミスを繰り返した。【第6滑走

 ロス・マイナー(米国)=63・36点】

 予定していた4回転サルコーが2回転になるなど、ジャンプに精彩を欠いた。 羽生ら第2グループ6選手が大歓声の中、6分間練習を開始。羽生がジャンプ練習を行うごとに、場内からは拍手や歓声が起こった。羽生は、最後の4回転ジャンプを決め、いざ本番へ。【第5滑走

 ジンソ・キム(韓国)=65・69点】【第4滑走

 エラジ・バルデ(カナダ)=67・50点】【第3滑走

 イワン・リギーニ(イタリア)=70・27点】【第2滑走

 村上大介(陽進堂)=79・68点】

 最初の4回転サルコー+2回転トーループのコンビネーションジャンプを決め、その後のジャンプとスピンをミスなく決めた。演技後、村上はガッツポーズをみせ、観衆にあいさつした。【第1滑走

 ジェレミー・テン(ロシア)=65・81点】