日本陸連は7日、世界選手権(8月、ベルリン)マラソン代表の男女残り1枠を発表し、女子は赤羽有紀子(29=ホクレン)が選出された。初マラソンだった1月の大阪国際女子で2位(2時間25分40秒)に入ったことが評価されたもので、世界大会で日本のママさんランナーがマラソン代表になるのは初めてになる。

 会見した赤羽は、長女優苗ちゃん(2)の話題になると「だいぶ、分かってきている。冗談で『金メダル、金メダル』と言ってるので、メダルにからんでいければいいと思います」と、金メダル指令が出ていることを明かした。優苗ちゃんは、夫妻の両親にベルリンまで連れてきてもらうという。

 夫の周平コーチは「(娘は)テレビで走っている人を見ると、『この人、金メダル』と言う。何となく、1番は金メダルというのは分かっているみたい。まずは、自己ベストは出したい。2時間23、24分台を視野に入れてやっています」と話した。今後は、10日の仙台国際ハーフマラソンや、6月の日本選手権(5000メートル、1万メートル)で強化していく予定。