日本相撲協会で力士死亡の再発防止検討委員会委員を務める日本アンチ・ドーピング機構の大西祥平専門委員は8日午後に記者会見し、尿検査で大麻に陽性反応を示した露鵬と白露山の2力士の検査結果を受けて「明らかに自身で吸ったと判断した」と話した。

 大西委員は、世界反ドーピング機関(WADA)が吸引を判断する上で定めている尿中の大麻濃度の基準値(1CC中に15ナノグラム)に対して、露鵬は5倍、白露山は10倍検出されたと明らかにした。

 またWADAの認定分析所から尿のすり替えはないと判断されたことも明らかにした。