日本相撲協会は19日、大麻や覚せい剤など違法薬物をチェックするため、東京・両国国技館内の相撲診療所で力士や親方、行司らを対象にした4回目の尿検査を実施し、幕内高見盛が在籍する東関部屋など7部屋の110人が受検した。

 対象は東関、錣山、朝日山、田子ノ浦、春日山、荒汐、花籠の各部屋。高見盛は「後ろめたいことは何もない。自分は潔白です」と自信満々の表情。錣山親方(元関脇寺尾)は「これですっきりと名古屋へ行ける」と話した。7月12日初日の名古屋場所前では今回が最後の検査となった。

 これまでと同じく、各部屋には2日前に検査実施が事前通告された。相撲協会によれば、違法薬物の痕跡は2日前の使用でも検出されるため、事前通告に問題はないとしている。