大相撲の横綱白鵬(26=宮城野)は名古屋場所初日を翌日に控えた9日、恒例の土俵祭りに出席した。土俵祭りは15日間の安全を祈願する祭事で、放駒理事長(63=元大関魁傑)や審判委員、三役以上の力士らが出席。白鵬は「最近はずっと、三役以上の力士が参加しているから、多少慣れてきたけど、今回は半年ぶりの本場所。いよいよ、という気がする」と、力を込めた。

 今場所は歴代単独1位となる8連覇がかかる。それでも「去年もその前の年いろいろな記録がかかっていた。達成できたものもあれば、できなかったものもある。その辺(の理由)は自分が1番知っている。結果を求めず、今までのようにやれば、できないことはないと思う」と、平常心を保ち続けることを大記録達成へのポイントに挙げていた。