新横綱日馬富士(28=伊勢ケ浜)が27日、広島巡業で大関稀勢の里(26)と申し合いを行った。大関鶴竜と稀勢の里が申し合いを行う中に割って入り、横綱昇進後初めて稀勢の里を相手に稽古した。9番取り、4勝5敗と負け越したが中身の濃い稽古を消化した。日馬富士は「土俵下で誘ったら鶴竜とやるって言うから」と、大関同士の申し合いに乱入。鶴竜とは10番取り5勝5敗の五分だった。2大関相手に9勝10敗も「稽古だから勝ち負けじゃない。負けた相撲じゃない相撲を取ればいいんだから」と勝敗は気にせず「お客さんが盛り上がってくれればいい」と笑顔を見せた。