大関稀勢の里(27=田子ノ浦)が1日、地元茨城・牛久市の牛久浄苑で行われたイベントに出席した。ファンと憩いの時間を過ごし、名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)に向けて英気を養った。高さ120メートルで世界一高い立像である牛久大仏の前でトークショーと握手会を行い、約500人のファンが詰め掛けた。60組限定の握手会は、整理券配布開始わずか15分でなくなった。大関は「熱心に応援してくれる。力になります」と笑顔を見せた。

 夏場所の横綱白鵬戦は立ち合いで呼吸が合わず、体を一瞬止めたところを押し込まれた。悔いが残る敗戦にも「(雰囲気に)のまれた自分も悪い。来場所に向けて課題が見つかりました」と巻き返しを誓った。