プロ野球の後半戦シーズンが始まる。4位からの再出発となったソフトバンクは残り55試合、厳しい戦いとなるだろう。それでも目標のリーグ連覇、日本シリーズ5連覇に向けて総力戦で戦わなければならない。
前半戦はグラシアルの離脱などあって打線が苦しんだ。野手陣では侍ジャパンで金メダルを獲得した柳田、甲斐、栗原に加え、中断期間にしっかり復調の姿を見せた中村晃の打撃に期待したい。不調だったシーズン前半の打撃フォームを完全に修正。投手の投球動作に入ったときから右足を上げるフォームに変え、エキシビションマッチでも好結果を残した。打順が何番でも対応できる中村晃だけに打線のつながりに期待したい。投手陣ではやはり先発陣の奮起が大きなカギを握る。
投打ともに前半戦以上の頑張りが必要なのは当然ながら、1つ気になることがある。7月11日のオリックス戦(ペイペイドーム)でのプレーだ。4-4の同点で迎えた8回裏、柳田の勝ち越し弾、さらに1死満塁から甲斐のスクイズ(記録は犠打エラー)で2点を追加。計3点を挙げ、なおも1死一、三塁とした場面だった。谷川原が打席に入った。オリックスは前進守備。初球に一塁走者の甲斐はスタートを切った。ファウルとなった。2球目にショート紅林は前進守備から二塁ベース寄りにポジションを変えた。2球目。ウエスト球だったが甲斐はスチールしてアウトとなった。ホークスベンチはオリックスの動きを察知していたのだろうか? 術中にはまってしまった。この試合は勝ったが、後半戦はベンチワークも研ぎ澄まされた感覚が必要になる。(日刊スポーツ評論家)




