キャンプ初日ということで、新戦力のブルペン投球に注目しました。
中でもドラフト1位伊原投手の意外な「角度」に目を奪われました。身長はプロ野球界の投手としては低い部類に入る170センチ。にもかかわらず、真っすぐに角度を感じたのです。真横では同じ左腕の及川投手も投げていたのですが、2人を比較しても伊原投手は体を縦に使えている印象。角度のある真っすぐはスピンも利いていて、打者は最速149キロという球速以上に速く感じるのではないでしょうか。
まだ投げ始めの段階。飛び抜けていいボールがあったわけではありませんが、全体的にまとまっていて大崩れしなさそうなタイプ。変化球ではカットボールのようなスライダーに魅力を感じました。フワッと浮いてから大きく抜けて曲がるというよりは、真っすぐ軌道からグッと曲がる。真っすぐタイミングで打ちにきた打者を詰まらせられそうなボールです。性格的にもハートが強そう。もちろん最初は先発投手として競争するのでしょうが、緊急時に出番が回ってくるリリーバーとして起用しても面白いかもしれません。
新外国人組ではネルソン投手のナックルを捕手の真後ろからチェックさせてもらいました。最速158キロ右腕ながらこの日もカーブ、カットボール、スライダーを投げたり、変化球を操るのも好きそうな投手。ナックルもキャンプ初日からストライクゾーンに制球できていました。ナックルはボールに回転がかかっていないからか、ボールがすごく大きく見えます。大きなボールが不規則な動きをするから、捕手も「うわ~っ」と苦戦しながら捕球していました。簡単に対応できる球種ではないだけに、どこまで日本の打者に通用するのか楽しみです。(日刊スポーツ評論家)




