<日本生命セ・パ交流戦:ソフトバンク5-4DeNA>◇2日◇ヤフオクドーム

 工藤ホークスは、大得意の交流戦が「貯金月間」となってきた。3点差を逆転しての5連勝。息も絶え絶えだった交流戦前がウソのような快進撃だ。クライマックスシリーズや日本シリーズなど短期決戦では「ラッキーボーイ」の出現が戦いの行方を大きく左右するが、全18戦の交流戦も同じだ。この日、7回に同点タイムリーを放った7年目の塚田はまさに「運気」をつかみつつある。得点にはつながらなかったが、3回には右中間二塁打。6回の振り逃げ(三振と捕逸)で出塁すると、松田の二塁打で反撃のホームを踏んだ。

 5月25日の楽天戦(ヤフオクドーム)から1軍へ。6試合に出場して15打数7安打、打率4割6分7厘。先発出場した4試合では12打数6安打、打率5割の数字を残している。「平常心で打席に入っているのがいいのかも。調子がいいかどうかは自分では分からない。それは見ている人が決めるものだから」。パンチ力ある打撃を期待されながら、ドームが遠かった。

 昨年までの試合出場は31試合。通算6安打だから、すでにこの日で6年のキャリアを超えた。工藤監督が期待する「ラッキーボーイ的」活躍だが、塚田は素直に喜ばない。「ただのラッキーですませたくない。これは通過点。ラッキーは続くもんじゃないですから」。開幕は2軍生活。福岡市内の自宅から筑後市のファーム施設までは新幹線通勤。JR博多駅までは自転車で通った。息子も生まれ、パパになった。初めてオヤジとして迎えた今季。「ラッキー」だけの男になるつもりはない。【ソフトバンク担当 佐竹英治】