遅咲きの才能開花に、期待を寄せる。昨季、パリーグ本塁打王に輝いたオリックスのラオウこと杉本裕太郎外野手(30)は、阪神に在籍する2選手を気にかけている。
1人目は、青学大時代のチームメートで、同学年の阪神育成左腕の渡辺だ。「(当時)めちゃくちゃウエートルームで練習していたイメージが強い。僕もギリギリのところからのスタートだったんで…。オールドルーキー同士、頑張ろう!という感じです」。渡辺は青学大を卒業後、BC新潟、ソフトバンクと進み、現在は阪神の育成選手として奮闘中。支配下選手登録に向けて猛アピールを重ねてオリ、ラオウ杉本は「交流戦で対戦できるように、お互い頑張りたい」と力を込めた。
2人目は、阪神江越だ。昨オフにプロ入り後初めて「一緒に練習してください」とオファーを受け、1月に広島で合同自主トレを開催した。ラオウ杉本は「今までは誰からもお願いされることはなかった。今までは、ひたすら『お願いします』って言う側だったのに…。一緒に練習したいと言ってくれると、うれしいですよね」と照れるほどの出来事だった。
ともに鍛錬を積んだ江越には「大学のときに同じ(東都)リーグで(存在を)知っている仲だった。ポテンシャルも12球団でトップクラスと知っていたので、僕も江越とだったら一緒に練習したいなと思った」と活躍を期待。キャンプ実戦やオープン戦での躍動を画面越しに見て「1月、一緒に練習して、頑張ってきた。今年にかける思いが伝わってきた」と胸を張る。ただ…。ひそかな不安もあるそうで「江越が『虎のラオウ』って言われていた。ということは…逆に、あいつが活躍しすぎて、僕が…『丑(うし)の江越』みたいに言われないように…頑張ります」。ラオウの昇天ポーズ連発を、ファンは見たい。【オリックス担当=真柴健】







