文星芸大付が昨夏準優勝の佐野日大に競り勝った。

　初回に１点を先制するも３回表に２点を返され、逆転を許した。しかし、直後の３回裏２死三塁から４番小野貴照内野手（２年）の中犠飛で同点に追いつき、相手先発の永沢楽投手（２年）をノックアウトした。攻撃の手を緩めない打線はこの回さらに２点を挙げ、２点を勝ち越した。

　その後７回にも２点を追加してリードを広げ、逃げ切った。先発の佐藤良亮投手（２年）は９回１０安打３失点で、今年初の完投勝利をあげた。星野英雄監督（５１）は「いい試合だった。つなごうとする打撃がチーム全体としてできている」と喜んだ。