作新学院(栃木)が7連覇を達成した。3年連続同カードとなった国学院栃木との決勝を制した。19安打15得点の猛攻で、栃木大会決勝における最多得点差の14点で更新した。チーム一丸でつかんだ優勝だった。メンバーから外れた8人の3年生は、毎朝7時から打撃投手を務めた。1、2年生は雨が降ってグラウンドに水たまりができると、自らの意思で夜遅くまで整備した。添田真聖(まさと)主将(3年)は「みんなにありがとうと言われたけど、こっちこそありがとうと言いたい。サポートしてくれたみんなで勝ち取った優勝です」と胸を張った。昨夏はエース今井達也投手(現西武)を擁し全国制覇。次は史上7校目となる夏連覇に挑む。【太田皐介】

 ◆作新学院 1885年(明18)創立の私立校。生徒数は3579人(女子1558人)。野球部は1902年創部で部員数は93人。主なOBは元巨人江川卓、ロッテ岡田幸文ら。甲子園出場は春10度、夏は7年連続13度目。所在地は宇都宮市一の沢1の1の41。船田元校長。

◆Vへの足跡◆

1回戦11-4宇都宮工

2回戦13-2宇都宮南

3回戦5-1小山西

準々決勝8-0矢板中央

準決勝3-2青藍泰斗

決勝15-1国学院栃木