下関国際が1点差を逃げきり初優勝し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 1-1で迎えた6回2死一、二塁から、3番吉村英也外野手(2年)が左前への決勝適時打を放ってリードすると、1点差に詰め寄られて迎えた9回表2死一、二塁のピンチにも先発した主将の植野翔仁(しょうと)投手(3年)が、最後の打者を空振りの三振に仕留めた。

 坂原秀尚監督(40)はスタメンで2年生以下が7人いるチームの快進撃に「恐れを知らない2年生と、その2年生を3年生が引っ張ってくれた」とナインの奮闘をたたえた。一昨年、決勝で敗れた悔しさを晴らし、甲子園で旋風を巻き起こす。