全49代表が出そろった! 第99回全国高校野球選手権(7日開幕・甲子園)宮城大会決勝は、仙台育英が東北を7-2で下し、2年ぶり26度目の甲子園出場を決めた。組み合わせ抽選会は4日に行われる。

 準決勝が延長15回引き分け再試合となり、3日連続で先発したエース左腕長谷川拓帆(3年)が9回10安打2失点で完投。打っては主将の1番西巻賢二内野手(3年)が2安打2打点と気を吐き、初戦敗退に終わった今春の選抜の借りを返す。

 エースの意地を見せた。宮城大会全7戦に先発し、準決勝2日で214球、この日と合わせて327球を投げた長谷川が疲れを見せずに腕を振った。2回に先制を許すも、この日最速139キロの直球をコースに投げ込んで8回まで無四球。「試合やっている時は疲労を感じなかった。終わってから(疲れが)来たな、という感じ」と汗をぬぐった。