前橋育英(群馬)皆川喬涼投手(3年)が8回2/3を1失点の好投で、53歳の誕生日だった荒井直樹監督に白星を贈った。

 節目の50勝にあと1勝と迫った名将・馬淵史郎監督率いる明徳義塾打線を相手に、今大会最速となる149キロの直球でねじ伏せた。

 右手の親指の付け根がつって、9回2死での降板に「ちょっと、複雑な気分です」と苦笑したが、監督に贈る白星には「試合前から、監督のために勝ちたいと話していた。監督の誕生日に勝てたことが一番うれしいです」と笑顔で話した。