三本松(香川)のエース佐藤圭悟(3年)が87球2失点完投で二松学舎大付(東東京)を下し、学校初の夏8強進出を決めた。5回1死三塁から佐藤のスクイズで1点を先制。2-0の9回は8人攻撃で3点を追加した。

 佐藤は7回まで球数わずか54。今大会出場校最高のチーム打率4割3分5厘の二松学舎大付の打線を8回まで無得点に抑えた。9回2死からの4連打で2点を失ったが、招待試合で清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実(西東京)を完封した投球術を大舞台で披露。「インコースを攻めてゴロを打たせようと思って投げていました。力で勝負しても力で返される。カットボールやスプリットなど変化球を使っていきました。100球以下の完投は初めてです」。多彩な球種を駆使し、公立のトリデを守った。