広陵・中村奨成捕手(3年)がまた1つ大記録に並んだ。9回の第5打席でこの日3本目の安打を放ち、大会通算19安打目。86年の松山商・水口栄二に、31年ぶりに並んだ。

 中村は第1打席で左翼線への痛烈な二塁打、3回1死の第2打席はフルカウントからカーブに空振り三振。5回無死二塁の第3打席は、三塁を強襲する内野安打。第4打席は空振り三振だった。

 中村は準決勝を終えた時点で、85年のPL学園・清原和博を超える大会最多6本塁打。1大会個人17打点、同38塁打も最多記録となっていた。