初優勝を狙った広陵(広島)は花咲徳栄(埼玉)に敗れ、10年ぶり4度目の準優勝となった。

 選手のおもなコメントは以下の通り。

 広陵・岩本主将「後輩には、3年生の背中を見て、来年、甲子園に行ってくれと言います」

 広陵・中村「甲子園は自分を成長させてくれた場所。弱いところを見せたくなかったが、自然と涙が出た」

 広陵・高田桐(2年生で途中出場し2安打)「いい経験になった。しっかり練習して来年、甲子園に戻ってきます」

 広陵・佐藤(先発で1安打)「監督さんや、一緒に戦った3年生に感謝です」

 広陵・村上(途中から4番に入り1安打)「ここまで来られるとは思わなかった。みんなよくやったと思う」

 広陵・丸山(先発も無安打で途中交代)「相手に手玉に取られた感じ。自分たちの野球をさせてもらえなかった」

 広陵・松岡(無安打)「悔しい。バントでフライを上げたり、守備のミスで足を引っ張ってしまった。日本一が取れたチームだった」

 広陵・谷口(代打で遊ゴロ)「素晴らしい応援に支えられた。優勝はできなかったが、一番長い夏で良かった」

 広陵・森(2年生で9回2死から登板し、三振を奪う)「(捕手の中村から)おまえとバッテリーを組むのも最後。全力で放ってこい、と言われた。恩返しのつもりで投げた。忘れられない」

 広陵・加川(4番で先発も無安打で途中交代)「自分は活躍できなかったが、協力してここまでこられた。頼りない4番だったが、ついてきてくれてありがとうと言いたい」

 広陵・平元(先発し5回途中8失点で降板)「しっかりしないといけないところで、最悪のピッチングをしてしまった。みんなの夏を奪ってしまった」

 広陵・大橋(3回に適時二塁打)「ここでかえしたら一気に流れがくると思い、思い切り振った」

 広陵・吉岡(2年生。6回の失策が失点につながり)「先輩方に迷惑をかけた。来年は感謝と先輩方の思いを背負って、日本一を目指したい」

 広陵・高田誠(1安打に終わり、5回に失策)「本当に悔しい。ボール球を振らされた。(失策は)地に足がついていなかった」

 広陵・山本(2番手で6失点)「高校最後にこういう場面で投げさせてもらい幸せな気持ちでいっぱい。胸を張って広島に帰りたい」

 広陵・猪多(2年生)「本当にいい経験になった。同級生、後輩にこの雰囲気を伝えていきたい」