第90回選抜高校野球大会(3月23日開幕、甲子園)の選考委員会が26日、大阪市内で行われ、昨秋の東海大会で準優勝だった東邦(愛知)が2年ぶりに選出された、今大会最多の29度目の出場で、単独で史上最多となる5度目の選抜大会制覇を狙う。

 主将の稲留克哉捕手(2年)は「(秋は)悔しい思いをした。やるべきことをしっかりやって臨む」と意気込んだ。森田泰弘監督(58)が「投打のバランスのいいチーム」と話すように、東海大会で2本塁打を放った強打者の石川昂弥内野手(2年)と、最速146キロの右腕・扇谷莉(らい、2年)のコンビが引っ張る。両親とも東邦出身の石川は「父の代で優勝していてそれに続きたい。打てるだけ打ちたい」と全力プレーを誓った。