【第4試合(15:30) 龍谷大平安(京都)-八戸学院光星(青森)】

 1回戦の勝利で春夏100勝に到達した龍谷大平安は、勝てば03年以来15年ぶりベスト16入り。チーム100勝の次は京都勢夏120勝目が懸かる。1回戦(対鳥取城北)は2番安井のサヨナラ打で接戦を制した。打線は7安打3得点と苦戦したが、京都大会ではチーム打率4割5分7厘。4番松田主将が4打数無安打と本来の実力を発揮できなかったが、初戦の力みも抜け強力打線に火が付くか。投手陣はエース小寺が8回途中2失点、北村智は好救援で無失点と状態も良い。

 八戸学院光星は勝てば14年以来4年ぶりベスト16入り。青森県勢春夏通じて60勝も懸かる。1回戦(対明石商)は12安打9得点の打撃戦で延長戦を制した。1番近藤は5打数4安打1打点、2本塁打を放った4番東は5打数3安打4打点と好調でキーマンとなる。投手陣はエース福山は5回5失点も味方の失策もあり自責1。初戦は最大6点リードを追いつかれたが、青森大会で失策1の強固な守りでバックも盛り立てたい。強力打線の平安相手にブルペンも総動員が予想される。

 センバツでは14年と16年に両校がいずれも2回戦で直接対決し平安の2勝0敗。八戸学院光星が“攻勢”をかけられるか。

 京都勢と青森勢では夏に過去3度対戦し京都勢の2勝1敗。直近では69年太田幸司投手を擁した三沢が平安に2ー1で勝利。

◆龍谷大平安のおもなOB 元広島衣笠祥雄、元阪神桧山進次郎

◆八戸学院光星のおもなOB 巨人坂本勇人、ロッテ田村龍弘