今年野球殿堂入りした故瀧正男氏(享年90)の表彰式が、第2試合の開始前に行われ、長男の克己さん(69)が、表彰のレリーフを受け取った。

 瀧氏は、中京商(現中京大中京)では選手で2度、指導者として2度甲子園で優勝。中京大の監督としても愛知大学リーグで28度優勝し、70年に東海地区で初めて全日本大学選手権優勝を果たすなど、東海地区での野球への多大な貢献が認められ、特別表彰された。

 亡き父の代理を務めた克己さんは「父が亡くなる前に『お世話になった方々にお礼を伝えてくれ』と言われていた。今日ここで、そのお礼を伝えられたことが一番うれしい」と声を震わせながら感謝した。