【第2試合(10:30) 二松学舎大付(東東京)-浦和学院(南埼玉)】

 東京勢と埼玉勢の春夏の対戦成績は、5勝2敗で埼玉勢が勝ち越している。二松学舎大付は1982年春に8強進出(決勝でPL学園に敗れて準V)をしているが、夏はなく勝てば創部60年目で初。浦和学院は春8強以上は6度あるが、夏に限れば初出場だった1986年大会以来32年間、遠ざかっている。

 二松学舎大付は2回戦で昨夏準Vの広陵(広島)を破った。象徴的だったのが1試合で6度成功させた犠打。同点の7回には3犠打(1度は野選)でチャンスを広げ、2本の適時打で勝ち越した。4番保川は得点圏に走者がいる場面で2安打3打点と勝負強い打撃で“バント作戦”を生かした。

 浦和学院は初陣となった2回戦に仙台育英と因縁の対決となった。両校は2013年大会の初戦で対戦し、サヨナラ負けを喫している。5年前のリベンジを誓い、初回に2点を先制すると、8回には主将・蛭間の本塁打をなどで終盤に突き放し9-0で快勝した。先発渡辺は自己最速タイの149キロの直球と切れ味鋭いスライダーなどで6回3安打無失点。後を受けた永島、美又王寿、河北の0封リレーで投手層の厚さを見せた。

◆二松学舎大付のおもなOB 元ロッテ初芝清、広島鈴木誠也

◆浦和学院のおもなOB 元ヤクルト鈴木健、巨人大竹寛