近江(滋賀)が4番北村恵吾内野手(3年)の6打点を挙げる活躍で常葉大菊川(静岡)に快勝。準優勝した01年以来17年ぶりの8強入りを決めた。

 北村は1回2死一塁から先制の中越え適時二塁打。3回の第2打席では2死一、二塁から左前適時打。5回2死一、三塁の第3打席では右中間へ2点二塁打を放ち4打点目。7回の第4打席では2死一、二塁から左翼フェンス直撃の2点適時三塁打。すべて2死からの打点で計6打点。1、2回戦でも計5打点を挙げておりこの日の6打点と合わせ計11打点。4番の役割を十二分に果たしている。

 大会の1試合最多打点は須田(常総学院)筒香(横浜)の8。1大会通算では昨年の中村(広陵)の17(6試合)。

 守っては今大会初先発の左腕・林優樹投手(2年)が快投。4回までパーフェクト。5回に失策の走者を出したが無安打、10奪三振。8回3安打1失点、11三振を奪い、救援での2勝と合わせ今大会3勝目を挙げた。

 常葉大菊川は近江に完敗。10年ぶりの8強を逃した。