台湾が中国との接戦を制し、B組1位通過を決めた。先発の最速147キロ右腕、張景■投手から5投手の継投で、1点を守り抜いた。

昨年末に大阪選抜が台湾遠征した際に大阪桐蔭・根尾昂内野手(3年)から空振り三振を奪うなど、投げ勝った最速148キロ右腕の李晨薫投手は、8回に今大会初登板。この日最速146キロの直球を生かし2つの三振を奪うなど、3者凡退に抑えた。それでも「満足はしていない。トーンメントにまだ慣れきっていない」とまだ本調子ではない様子。

最終回を抑えたのは、指名打者で出場していた林逸達投手。9回を11球で3者凡退に抑えた「二刀流」は、「投げるほうが得意です」と最速148キロの直球を持つ。李来発監督(63)はスーパーラウンドに向けて「今日はマウンドに鳴らす感じでした。今日のピッチャーはみんな投げるよ」。本格派投手を多数抱える台湾は日本にとっても強敵になりそうだ。

※■はサンズイに育