春凖優勝の伝統校、郡山が7回コールドで夏の初戦を突破した。3回2死一、二塁で3番土井翔太内野手(2年)が左中間を破る適時二塁打を放ち2点を先制。「低めの球を運ぶことを意識しました」。その後も4回、5回と追加点を重ね大量9得点の猛攻で相手を退けた。

今年4月から同校を指揮する生島秀峰監督は「1点目をしっかりとろうと選手たちに伝えた。いい雰囲気でやってくれた」と選手たちをたたえた。

春夏合わせて12回の甲子園出場数を誇る同校も00年夏以来、甲子園から遠ざかっている。しかし今年は聖地を本気で意識できるところまで来た。指揮官も「巡ってきたチャンスをつかみ取る」と意気込む。

19年ぶりの夢舞台へ。古豪郡山、復活の時だ。【山崎健太】